- ちる
- ちる【散る】(1)花や葉が茎や枝から離れて落ちる。
「花が~・る」「木の葉が~・る」
(2)一か所にまとまっていた人や物が分かれて広がる。「卒業生が各地に~・っていく」「集めた美術品も今ではあちこちに~・ってしまった」
(3)断片が四方に飛ぶ。「ガラスの破片が~・る」「水しぶきが~・る」
(4)ちらかる。 ちらばる。「廊下に紙くずが~・っている」
(5)腫(ハ)れ・痛みが薄らぐ。「できものが~・る」
(6)墨・インクなどが紙ににじんだり, はじけたりする。「この紙はインクが~・ってうまく書けない」
(7)(「気がちる」の形で)精神が集中できない。「話し声に気が~・って仕事がはかどらない」
(8)雲や霧が吹き払われる。「霧が~・って山頂が見えてくる」
(9)({(1)}から)戦いなどで人が死ぬことを美化していう。「戦いで~・った若者たち」
(10)うわさが世間に広まる。「さる珍しきことは自づから~・り侍りけるにこそは/大鏡(師輔)」
︱慣用︱ 花と~
Japanese explanatory dictionaries. 2013.